年柱から順番に空欄を埋めていこう

四柱推命の基本は、なんといっても命式を作ること。

 

 

 

これを正確に作ることができれば、基本はマスターしたも同然!
初心者の方でも、この表を作る過程で
四柱推命の基本やベースにある東洋思想や暦を学ぶことができるでしょう。

 

命式は、「年柱」「月柱」「日柱」「時柱」の4つで構成されています。
まずは年柱から。
こちらのサイトを利用して、生まれた年の「年干支」を求めます。

 

例えば、2017年の1月31日生まれなら、
年干支は「丙申(ひのえさる)」。
「丙」が「天干」、「申」が「地支」となります。

 

ちなみに、1月〜2月の立春(2月4日頃)間に生まれた方は
年柱の求め方に注意が必要です。

 

上記のサイトで見るとわかりますが、
2017年2月4日になると年干支は「丁酉」に変わります。
これは、干支暦が「立春」を1年の始まりとしているから。
通常は1月1日から新年が始まりますが、
占いの世界では2月の立春からが新年なのです。

 

ですから、1月〜2月上旬の生まれの方は
年柱の取り方を間違えないようにご注意くださいね!

生まれた月の「月柱」を求めましょう

次は、同じサイトで「月干支」を見ます。
2017年1月は、4日までが庚子、5日以降が辛丑となっていますね。
これは、「節入り」を考慮しているからです。

 

さきほど、干支歴では新年が2月の立春から始まるとお伝えしましたが、
月も同様に、節入りの日から始まります。
ですから、この節入り日よりも前に生まれた方は
前の月の月干支を月柱とすることになります。

 

 

  • 2月 節入り4日頃 立春(りっしゅん) 春の初め
  • 3月 節入り5日頃 啓蟄(けいちつ) 春の盛り
  • 4月 節入り5日頃 清明(せいめい) 春の土用
  • 5月 節入り6日頃 立夏(りっか) 夏の初め
  • 6月 節入り6日頃 芒種(ぼうしゅ) 夏の盛り
  • 7月 節入り7日頃 小暑(しょうしょ) 夏の土用
  • 8月 節入り7日頃 立秋(りっしゅう) 秋の初め
  • 9月 節入り8日頃 白露(はくろ) 秋の盛り
  • 10月 節入り8日頃 寒露(かんろ) 秋の土用
  • 11月 節入7日頃 立冬(りっとう) 冬の初め
  • 12月 節入り節入り7日頃 大雪(たいせつ) 冬の盛り
  • 1月 節入り6日頃 小寒(しょうかん) 冬の土用

 

よく、「まだ暑いけど、暦の上ではもう秋だよね〜」
なんて会話を耳にしますが、それは
「まだ暑さはつづくけど、立秋を過ぎているんだよね」という意味。
もっとも、現代では季節は1ヵ月くらいずつ後ろにズレているような気がしますけどね。

生まれた日の「日柱」「時柱」を求めましょう。

同様に、今度は生まれた日の「日干支」を見ます。
ここは特に注意点はありませんので、そのまま記入すればOKです。

 

 

次は、出生時間を元に「時柱」を求めます。

 

時柱を求めるにはちょっとした手続きが必要になりますので、
順番に見ていきましょう。

 

まず、出生日時が以下に該当するかどうか確認しましょう。

 

 

  • 昭和23年5月2日午前1時〜9月12日午前1時
  • 昭和24年4月3日午前1時〜9月11日午前1時
  • 昭和25年5月7日午前1時〜9月10日午前1時
  • 昭和26年5月6日午前1時〜9月9日午前1時

 

上記は、日本でサマータイムが導入されていた時期です。
出生日時がここに該当する方は、
まずは出生時間を1時間マイナスしてください。

 

さらに、標準時の基準である兵庫県明石市以外で生まれた方は
自分が生まれた場所に合わせて出生時刻を修正する必要があります。
(占いの精度を上げるためにはそこまで正確に時柱を求めることが必要です。)

 

添付の表で出生地の数字を確認し、
出生時刻にその数字をプラス、もしくはマイナスしてください。

 

例えば、出生時間が16時15分で静岡県生まれの場合は、
13分32秒を足して16時28分32秒となります。

 

 

 

 

この時刻を元に、次は「出生時刻干支表」を確認します。
すでに求めた日干と、修正後の出生時間が交わるところを見ていきます。

 

 

 

 

2017年1月1日 16時15分 静岡県生まれ の場合は、

 

日干は戊子、16時28分32秒生まれとなりますので、
「戊・葵」の欄から下に降りていって
「15:00〜16:00」と交差する欄を見ると、
「庚申」と書かれてありますよね。
ですから、この方の時柱は「庚申」となるわけです。

正しい出生時間がわからない場合は?

ちなみに、正しい出生時間がわからない場合は、
こんな面白い方法で出生時間を探ることができます。

 

つむじの位置

 

・身体の正中線上にある
23〜1時、5〜7時、11〜13時、17〜19時

 

・身体の正中線から少しそれる
 3〜5時、9〜11時、15〜17時、21〜23時

 

・つむじが複数個ある。または正中線から大きくそれる
 1〜3時、7時〜9時、13〜15時、19〜21時

 

 

寝相

 

・仰向けに寝ることが多い
 23〜1時、11〜13時、17〜19時

 

・横向きに寝ることが多い
 3〜5時、9〜11時、15〜17時、21〜23時

 

・うつぶせに寝ることが多い
 1〜3時、7〜9時、13〜15時、19〜21時

 

 

ホントかいな!?と疑問に思ったので調べてみましたが、
私はつむじが正中線からちょっとずれていて、寝相は「横向き」。
3〜5時、9〜11時、15〜17時、21〜23時
のいずれかということになります。

 

実際は15時〜17時に生まれていますので、当たっていますね!!

 

出生時間が全くわからないという方は
この方法で4パターンに絞り込み、
全て占ってみて当てはまるものを採用すると良いそうです。
(参考:『運命がズバリ上がる!相性がよくわかる四柱推命』 林秀静)

 

時柱は子供や子孫、部下との関係や事業運を表す場所です。
4つの干支を入れてみて、
自分なりにしっくりくるものを選ぶと良いでしょう。

 

なんだか無理矢理な感じもありますが、
四柱推命の命式を理解するためのトレーニングにはなるはずです。

 

とはいえ正確な出生時間が分かるのが一番理想的。
母子手帳などを参考に、ぜひ突き止めてくださいね!