流れに逆らわず、自然体で過ごせる1年

流年食神は、生活が安定して精神的に余裕が出てくる年。
それまで流年比肩→流年劫財と自分に負荷をかけてきた
陽干(甲、丙、戊、庚、壬)の方にとっては、
ほっと肩の力を抜いてスピードダウンできるタイミングといえるでしょう。

 

陰干(乙、丁、己、辛、癸)の方にとっても、
激動の4年間を収束させる年。
生活が安定し、気持ちにも余裕が出てくる年になります。
ここまでの頑張りが報われるタイミングでもありますので、
自己肯定感もググっと高まりそうですね。

 

四柱推命でいう「食神」とは、衣食住を守ってくれる神様。
物質的に満たされることが精神的な充足につながり、
ガツガツした欲求や野望が嘘のようにしぼんでいきます。

 

「自分の力で現状を変えてやる!」
というアグレッシブな闘争心は薄れ、
新しいことにチャレンジしようという意欲も低下傾向。
流れに逆らうよりもその流れに身を任せ、
ありのままの自分で生きようという気持ちが強くなる年です。

 

そんな調子で、
人と争おうというバイタリティや闘争心が薄れているので、
人間関係も非常に穏やか。
素直な気持ちで自分をオープンにできるので、
おのずと周りに人が集まってきます。

 

プライベートな交友関係からビジネスの話が生まれたりもするので、
仕事よりもプライベートを優先することで
自ずと仕事運も上がっていくような
そんな不思議な運気が流れているのも特徴的ですね。

 

ただ、陽干(甲、丙、戊、庚、壬)の方は、
翌年に流年傷官を迎えます。
大きな決断を迫られる年になりますので、
ここであまり油断をせず、次の年に向けて気を引き締めていきましょう!

クリエイティブな才能が開花!楽しみながら成果をあげよう

肩の力を抜いて物事に向き合うことができるので、
いつもとはちがったヒラメキに恵まれやすい運気です。
インスピレーションも活性化しており、
周りを驚かせるようなクリエイティビティを発揮する方もいるでしょう。

 

基本的には仕事よりもプライベート重視な年ですが、
プライベートが充実することで発想力がUPし
結果的に仕事にも生かされるという良い流れができる年です。

 

ただ、ヒラメキ重視で細かいチェックが疎かになりがち。
神経が行き届かず、ちょっとしたミスが多くなる傾向があります。
特に、この年が空亡にあたっている人は、
油断から大きなミスやトラブルを招きやすい運気!
周りがフォローしてくれるから、とは言っても、気を引き締めていきましょう。

 

また、語弊があるかもしれませんが中だるみに注意が必要な年です。
歯を食いしばって頑張る!・・・という気持ちが弱くなり、
ともすればラクなほうに流れがち。
楽しみながら成果を上げられるのが理想的ですが、
場合によっては仕事は二の次で遊び重視になりそうなので
メリハリのある生活を心掛けることが大事ですね。

 

趣味の交流が仕事につながることも多いので、
自分をどんどん外に向けて解放していきましょう!
心が解放されればストレスも低減し、自ずと健康運も高まるはずです。

 

ただし、あっちもこっちもお誘いが多くなり、
美味しい物を食べる機会も多くなります。
気の置けない仲間とグルメを楽しむのはステキなことですが、
流年食神の年は太りやすい年なので食べ過ぎ注意!
日々、姿見や体重計でボディチェックを心掛けましょう。

モテモテで恋が生まれやすい年

自分を開放する流年食神は、
異性へのアピール力が高まる年でもあります。
いつも以上にあなたの魅力が際立ち、
異性からの注目を集めやすくなる時。
まさにモテモテで、異性関係が活発になる傾向があります。

 

ランデブーを楽しむのは良いのですが、
本能のままに恋を求めるので
異性関係がちょっとだらしなくなる傾向があるのが心配なところ。
その場のムードに流されて一晩だけの関係を持ってしまったり、
パートナ−がいるのに他の異性をを好きになってしまったり。
道徳的な観念がどこかに行ってしまう年で、
浮気や不倫など不穏なトラブルが多くなるのも特徴的です。

 

基本的には「来る者、拒まず」で、
雰囲気に流された交際も多くなりがち。
特に、前年の流年傷官で失恋を経験した陰干の方は
この年に新しい恋が始まりやすくなります。

 

最初は失恋の傷を癒すだけだった関係が、
いつの間には本物の愛に変わっていて結婚!なんてことも。
そんなスピーディーな展開もアリな年なので、
ちょっと楽しみなところもありますよね。

 

ただし、女性の場合は、心身ともにリラックスモードで妊娠しやすい年。
望まない妊娠には注意が必要です!

 

また、それが望んだ妊娠であった場合でも、
流年食神が空亡にあたっている年は流産のリスクが高くなります。
定期的な健診を必ず受けるというのはもちろんですが、
うっかり転んだりしないように
適度な緊張感を持って過ごすことが大事ですね。