品性を権威を重んじるTHE エリート!

 

「正」という文字がついていることからも推測できるように、
正官を中心星に持つ人は「正しさ」を追及します。

 

正しさとは、正義であり、道徳であり、誠実さであり・・・。
つまりは、社会的に見て「正しい」と言われる道、
王道のエリートコースを求めるのが、正官の特徴と言えるでしょう。

 

社会的な名誉や信用を重んじ、道に外れることはしません。
クソがつくほど真面目で几帳面、曲がったことが大嫌い!
誠実で責任感もありますので、組織でも上からの信頼も厚く、
早い段階で出世コースに乗る人が多い星です。

 

偏官には社会的な枠から飛び出していくようなエネルギーがありますが、
正官は常識や規範を重んじますので枠から出ることはしません。
自分と他者、置かれた状況を冷静かつ客観的に見る目も持っているので、
バランス感覚に優れた星とも言えるでしょう。

 

ただ、人一倍責任感が強い一方で、
責任を取れないことについては逃げ腰。
関わると面倒そうなこと、責任をとれなさそうなことについては
絶対に手を出しません。

 

また、自分で「これはダメだ」と思うとサッサと手を引く
潔さも持ち合わせており、「逃げ足が速い人」
という評価を受けることもあるでしょう。

自分の世界を狭めちゃってない?

「無理だと思うことには関わらない」
「逃げ足が速い」

 

ということは、プライドの高さの表れとも言えますよね。
失敗したくない、無様な姿を見せたくない、負けたくない・・・
と、そんな気持ちが強いからこそ、“守り”に入ってしまうわけです。
その高すぎるプライドは、
時に、新しい挑戦を阻む障害となってしまうことも。
自分で自分の世界を狭めてしまったり、
潜在能力を生かすチャンスを逃していたりするのかもしれません。

 

ゆえに、斬新なアイデアで道を切り開いていくような
アグレッシブな生き方はできないタイプ。
ひとつの枠を守って生きていくほうが性に合っていますし、
持ち前の真面目さを発揮してイイ仕事ができるでしょう。

 

ただ、プライドを満足させるためには「比べる相手」が必要!
常に誰かと競争して、
優位にある自分を確認せずにはいられないタイプなのです。
ですから、営業成績がオープンで互いに競い合うような職場はピッタリ!
その中でなるべく早く上のポジションに上がって
リーダーシップを取ることができればプライドも満たされるはずです。

 

態度が偉そうなわりには小心者で大胆な冒険はできない人ですから、
起業するよりは会社員でいるのが正解。
決まった枠組みがあってこそ安心して攻めていくことができるのでしょう。

 

その枠組みを失ってしまうと、
とたんに自信もプライドも失ってしまうタイプなので、
定年で会社を退職した後がちょっと心配。
何かしら、会社以外に属すことができる組織や
会社とは別に収入を得られる得意分野を見つけておくことをオススメします。

「やりがい」よりも地位や肩書が大事!

「枠組み」や「安定」「堅実」を好む正官さんには、
クリエイティブ系やベンチャー的な仕事よりもお堅い仕事が最適!
例えば警察官や官僚、金融関係など。
そのほか、いわゆる「名誉職」と言われる仕事にも適性があります。

 

サラリーマンになるにしても、
世の中的に名の通った会社でなければ
そのプライドは満たされないのではないでしょうか。

 

とはいえ、どんな組織に属したとしても、
与えられた仕事、ノルマはきっちりこなします。
いわば優等生的な仕事をする人ですから、
目上の人からの受けはとても良いはず。
引き立てを受けて
早い段階で特別なポジションを与えられる方も多いでしょう。

 

いわゆる“イイ子”のままで一生を貫くタイプなので、
傍からみれば「面白みがない」「堅苦しくて近づきにくい」
と言われてしまうこともあるかもしれません。

 

プライドが高いがゆえにバカ話ができなかったり
人に頭を下げられなかったり。
どこか人を見下しているようなオーラがあったりするのが、
そういった評価を受ける原因なのではないでしょうか。

 

自分では気づいていないかもしれませんが、
「俺は特別な人間だ」というオーラをまとっていて、
自ら周りと距離を取っているようなところがあります。
(みんなラフな格好なのに自分だけスーツを着ていたり、
みんな方言で話しているのに自分だけ標準語を崩さなかったり)

 

周りに居心地の悪さを感じさせるだけではなく
虚栄心の強さがはなにつく・・・と思われてしまうこともありそうです。
持ち前の客観性や分析力を生かして自分自身をもっと分析し、
人間としての幅を広げられるように視野を拡大する必要がありそうですね。

 

自分自身を冷静な目で客観視し、
自分の強さも弱さも、カッコよさも悪さもひっくるめて

 

「なーんだ。俺って大したことないな」

 

と思えた時、新しい自分の可能性に気づくことができるでしょう。

 

ダメダメな自分をひっくるめて自分を受け入れることができた時、
きっと人間としてのキャパも広がるはず。
あなたはもっと、他者にもやさしくできるはずです。